ジャックマニー系(遅咲き大輪系)の、
「アーネスト・マークハム」(赤)と、
「マダム・バロン・バイラード」(ピンク)の組み合わせです。
どちらも生育旺盛、強健で育てやすく、
さらに枝が太く、伸びもよいので、
庭植えでの組み合わせに使いやすい品種です。
写真は庭植え、木製のフェンスに合わせていますが、
こんな感じにほぼ同時開花します。
開花時期は遅めで、バラが終わった後に最盛期を迎えます。
バラとの同時開花には向きませんが、リレーして咲かせ、
庭の花の時期を長くとるには最適です。
どちらも昔から生産されている名花です。
すばらしい品種ですが、新しい品種にドンドン変わっていく昨今、
定番のその存在は、逆に珍しくなっているかもしれません。
それほど生産されていないでしょうね。特に日本では。
古い品種というだけで、生産されなくなり、流通されなくなるのは、
とてももったいない。こういう品種は長く残っていってほしいと思います。
※生育環境や肥培管理の違いにより、
同時期に開花しない場合もありますので、予めご了承下さい。