芽出し前の剪定、
節々の芽の動きが確認できる、
だいたい3月中旬くらいまでに、
終わらせるのが一般的で、まだやっていない人は、
ぜひ、やってみましょう。
(まだまだ、寒さ厳しい地域の人は、もう少し遅くても、
問題ありません。)
そこで、今回は、
冬に葉を茶色くさせてから、そのまま放置し、
一切手をかけていなかった、オベリスク仕立ての、
地植えの株を剪定します。
この株、ラベルがなくなってしまい、
弱剪定の品種?、強剪定の品種?、
わからなくなっていました。
こういうことは、よくあるんじゃないでしょうか。
購入した時に、すでにどっちの剪定?
という場合もあります。
でも、大丈夫、
こういう時の剪定方法を、説明します。
弱剪定品種と、
強剪定品種の混植時にも、
役立ちます。
結構使える、剪定の仕方です。
↓
まず、枯葉を取ってしまいます。
晴れて乾燥している場合は、手で簡単に取れます。
取れない場合は、ハサミを使います。
↓
↓
ここからが、ポイント!!
株元から上の方へ向かって、
節々の、芽を確認していきます。
ふくらみはじめているか、
何もかわりはないか。
↓
節、こういう感じになっているのが、
芽がふくらみはじめている状態です。
大事な、芽です。
↓
↓
枝、1本ずつ、丁寧に、
下の方から、芽の動きを確認していき、
ふくらみ始めている部分があれば、残す。
ふくらみ始めている部分がなければ、
それより上を、剪定する。
「弱」だ、「強」だ、を一切忘れ、
単純に、芽の動きだけを、追います。
そうすると、上の写真のように、
比較的下で剪定する場合もあれば、
↓
芽が上の方まである場合は、
高い位置で、剪定する場合もあります。
↓
これを、全ての枝で行います。
絡まっている枝を手で、ゆっくり、はずし、
丁寧に行っていきましょう。
よく、枝を見極めながら、
切る、切らない、の選別を行うのは、面倒だ、
だから、強く剪定する品種だけがいい、
と言う人もいますが、
ぼくは、結構、この作業が好きです。
直に、植物に手を触れ、今まさに動き出そうとしている、
芽をじっくり観察し、今後の生長を想像してみる、
そういう時間。
園芸は、時間軸のある楽しみ、
面倒なことがあるからこそ、楽しみになる、
そういう、気がしています。
あ、脱線しました。
↓
終わると、こういう感じです。
ずいぶん、さっぱりしました。
そして、最後に、もう一仕事。
↓
つるを、オベリスクの下の方に巻き付け、
「つる下げ」を行います。
(詳しくは、こちらを。)
こうすることで、花つきがよくなります。
以上、終わりです。
剪定が、弱?、強?、
の場合はもちろんですが、
弱剪定品種と、
強剪定品種の混植時にも、
この方法だと、割と楽に剪定を行えます。
剪定後、有機肥料、
または、緩効性の化成肥料などを与え、
春、スタートを切るエネルギーとしましょう。
ぜひ!!
私もこの作業大好きです!
一番好きな作業かも。
目をかけている感と、自分が采配してる?感。
パツンと切る時の潔さも爽快。
今日でやっと全部の鉢の植え替えが終了しました。
先月、今月と3回に分けて行いましたがなかなか
大変でした。
根がみちみちで全く抜けなかったり、抜くのに必死で新芽もいくつか落としてしまったし。
早速スリット鉢にも植え替えてみました。
成長具合や、今度植え替える時の根の張り方が
今から楽しみです♪
前回の回答で再確認したいのですが
実際には、植え替え時には、切ってしまいますし、
傷も付きます。
↑切ってしまいますというのは意図的に?
それともやむを得ず?
と疑問を持ちつつ、ついに今日の植え替えでは意図的に切ってやりました(笑)
どうしても植え替え時、高さを抑えたいので切らないと鉢サイズがねぇ・・・
前回のお答えですが、よく解りました!!
これって動物の飼育でも全くそうですよね。
慣れないうちは小さな事にこだわったりしますが
慣れてしまうと、もう感覚でこれは大丈夫、とか
これはマズイ、とかわかりますもんね。
仕事でも何でもそうですが。
要するに私は1年生の典型ということで(笑)
あと、根詰まりはどの辺で感じ取るものでしょうか?
吸水スピードが落ちる、という場合も土が固くなってしまって、なのか根詰まりなのか判断つかないのですが。
つる下げの効果について、が載ってたサイトの書き込みを見ていると、「根鉢のじゃぶじゃぶ洗い」が話題に?なってたのですが、私も来年じゃぶじゃぶにチャレンジしてみたい!
4、5年植え替えなしでたくさん花が咲いている。
ま、魔法?(笑)
投稿情報: ねこすけ | 2008年3 月18日 (火) 22:40
なるほど。。。
新梢咲きの品種では春の芽だし時期に日当たりが悪いとその後の成長がとてもわるいので、うちの場合、ジャックマニー系統が植えてある場所が車の裏側の日陰ということもあり、春の剪定ではやむを得ず強剪定しないで日が当たる高さまで残して芽の大きな場所で剪定しています。これだと地下からのシュートは望めないのですが、それなりには咲いてくれます。
投稿情報: fleppland | 2008年3 月20日 (木) 21:07
fleppland さん。
日の当たる位置まで、
ある程度、古枝を残して、
日光に当てるのを優先させるんですね。
なるほど。
そういう、施しもあるんですね。
おもしろいです。
決して、教科書的が、全てではない。
やっぱり、行き着くところは、
それぞれの環境に合わせて、
育てることなんですね。
その域までいくには、
そう簡単ではないですが、
初歩的なことから初めて、
少しずつ、深くいく、イメージですね。
投稿情報: 及川フラグリーン | 2008年3 月26日 (水) 21:17